失敗しない塗装業者の選び方

外壁塗装は決して安いわけではないので、「失敗したくない」という考える方も少なくないのではないでしょうか。そのためには、しっかりと塗装を行ってくれる業者を選ぶことが大切です。こちらでは、岡山県倉敷市を中心に外壁塗装や屋根塗装を手掛けてきたHouse Connectionが、これまでの経験をもとに塗装業界の裏側についてお伝えします。

塗装業界の裏話を教えます

施工業者が手抜き工事に気づかないことがあります

外壁塗装のトラブルが起こる原因のひとつに、手抜き工事に気づかない施工業者の存在が挙げられます。塗装業者の知識不足や職人への教育不足が原因で、個々人が勝手な解釈をすることで不良施工につながってしまいます。

過去には「下塗り材としては使用してはいけない塗料を使用してしまう」「塗料メーカーからの指定量を塗布できていない」といった例が見られました。このようなトラブルを防ぐためには、管理体制や教育体制が整っているかを見極めることが重要です。

また、外壁塗装のトラブルとしてよく挙げられるのが、材料費や人件費を削減するための手抜き工事です。塗装業者が行う手抜きの手口として、「塗り重ねを通常の3回から2回にする」「塗料を規定以上に希釈する」などがあります。こうして行われた塗装は十分な機能性や耐久性を発揮されません。

しかし、塗った直後に手抜きを見抜くのは私たちプロでも容易ではなく、外壁塗装の手抜きトラブルのほとんどは施工から数年後に発生します。

これら塗装業者が原因のトラブルに巻き込まれないためにも、塗装業者を選ぶときは注意が必要です。とにかく安さを売りにする塗装業者ではなく、現場の管理や職人の教育が行き渡っている上、適正な費用で提案される塗装業者にご依頼することをおすすめします。

一括見積もりサイトは仕組みを理解しておきましょう

塗装業者を探す際に便利なのが一括見積もりサイト。ひとつのサイトに情報を入力するだけで、多くの見積書を取り寄せられる上、塗装業者を一件ずつ探す時間や手間も省けます。

一方で、一括見積もりサイトを利用する場合は、その仕組みを知っておかなければいけません。塗装業者が一括見積もりサイトを通じて成約を得た場合、手数料として10～15％をサイト運営者に払うのが一般的です。例えば、300万円の成約があったときは30～45万円になります。

塗装業者は手数料分を節約しようとして、「単価の低い見習い職人を採用する」「塗装回数を減らす」「安全を徹底しない」など、施工工数や人件費を削減することで補おうとする恐れがあります。

このように、一括サイトでは、施工とは無関係のところでお客様の工事費用が使われる上、低品質の施工サービスが提供されるという悪循環が起きやすくなっています。

一括見積もりサイトを悪者として取り上げたいわけではありません。そこに登録する塗装業者も手抜き工事を行いたいのではなく、高品質の工事によって、お客様に喜んでいただきたいという想いがあるはずです。それが還元されていない現実があることを知っていただければと思います。

訪問営業の塗装業者はトラブルに巻き込まれやすいです

外壁塗装のトラブルに巻き込まれてしまうケースとして、特に多いのが「訪問営業の塗装業者に依頼したとき」です。

悪質な業者に依頼をしてしまうと、「支払いが費用相場を超えていた」「高額な追加請求を要求された」「塗装業者が施工途中で不在になった」といったトラブルが発生する恐れがあります。

このような悪質業者からのトラブルを避けるためにも、以下のようなケースに遭遇したら十分に注意しましょう。

外壁塗装を依頼する際は見積書を確認し、すぐに契約せずしっかりと比較・検討することが大切です。